介護の分野は人材が不足していると言われていて、保育士と並んで需要が高まっています。勤務経験が無い人や、以前に勤めていた経験があっても出産などをきっかけとして退職している人も多いと言えます。小さな子どもを育てていて自分の都合の良い時間帯だけ勤務することや、ブランクのある人であっても再就職しやすい方法としてパート勤務があります。
介護職のパートを採用している施設は多く、事業所としても正社員よりもパートの方がコストを削減できるメリットがあります。パート勤務を希望する人の理由としては、自分のライフワークを重視して仕事ができる点が挙げられます。子育てと両立しながら介護の現場で仕事をしたいのであれば、勤務時間や勤務日数が気になる事でしょう。その点、パート勤務であれば、小さい子どものために自分の時間を確保しながら、収入を得て家庭の経済面のサポートをする事ができます。
介護の現場では職員の80%が女性で、子どもや家庭の事を考えながら正社員として勤める事が大きな負担になってしまうかもしれません。将来的なステップアップを考えた場合でも、まずはパートとして勤務しておいて資格の取得を目指す方法もあります。
パートであっても実務経験を得る事にはなるので、就職のしやすい方法で経験を積みたい人に向いている働き方と言えるかもしれません。正社員の募集ではほとんどの事業所が即戦力を求めているので、経験者でなければ採用されにくいです。しかし、パートであれば正社員のサポートをする立場ですので、未経験の人であっても就職しやすい事がメリットです。